データで見る福岡市7区の人口ランキング|人口・面積・人口密度で読む街の重心
福岡市は7つの行政区からなる。同じ市内でも、区によって人口や広さは大きく異なり、その差は街の性格そのものを映している。この記事では、公開データをもとに7区を人口・面積・人口密度で並べ、福岡という街の「重心」を数字で読み解く。
7区の人口ランキング
福岡市は九州最大の政令指定都市で、総人口は約160万人にのぼる。総務省統計局の公開データ(統計でみる市区町村のすがた 2025)によると、7区の人口は次のとおりである。
| 順位 | 区 | 人口 |
|---|---|---|
| 1 | 東区 | 322,503 人 |
| 2 | 南区 | 265,583 人 |
| 3 | 博多区 | 252,034 人 |
| 4 | 早良区 | 221,328 人 |
| 5 | 西区 | 212,579 人 |
| 6 | 中央区 | 205,501 人 |
| 7 | 城南区 | 132,864 人 |
| — | 福岡市 計 | 1,612,392 人 |
最も人口が多いのは東区で、32万人を超える。上位の東・南・博多の3区だけで、市全体の人口のほぼ半分を占める。一方、最も少ない城南区は約13万人で、東区の半分以下。同じ市内でも区によって規模が大きく異なることがわかる。
面積で見ると順位が変わる
人口の多さと「広さ」は必ずしも一致しない。各区の面積(福岡市)は次のとおりで、市全体の面積は約343平方キロメートルである。
| 順位 | 区 | 面積 |
|---|---|---|
| 1 | 早良区 | 95.87 km2 |
| 2 | 西区 | 84.17 km2 |
| 3 | 東区 | 69.36 km2 |
| 4 | 博多区 | 31.63 km2 |
| 5 | 南区 | 30.98 km2 |
| 6 | 城南区 | 15.99 km2 |
| 7 | 中央区 | 15.40 km2 |
面積が最も広いのは早良区(約95.87平方km)で、南部に山や川を含む。次いで西区(約84.17平方km)が海に面して広い。人口では4位の早良区が、面積では1位という点に、都心と郊外の違いが表れている。逆に、都心を抱える中央区は最も狭い(約15.40平方km)。
人口密度ランキング — 中央区の突出
人口を面積で割った人口密度(1平方キロメートルあたりの人数)を試算すると、区ごとの性格がさらにはっきりする。
| 順位 | 区 | 人口密度 |
|---|---|---|
| 1 | 中央区 | 約 13,344 人 |
| 2 | 南区 | 約 8,573 人 |
| 3 | 城南区 | 約 8,309 人 |
| 4 | 博多区 | 約 7,968 人 |
| 5 | 東区 | 約 4,650 人 |
| 6 | 西区 | 約 2,526 人 |
| 7 | 早良区 | 約 2,309 人 |
突出して高いのが中央区で、1平方kmあたり約1万3千人。天神を抱える都心らしい数字である。対照的に、早良区・西区は約2,300〜2,500人と低い。人口では中位・上位の両区だが、山や海を含む広い面積のため、密度で見ると郊外的な顔になる。福岡が「コンパクトな都心」と「自然の残る周縁」を併せ持つ街であることが、数字からも読み取れる。
街歩きの視点で読むと
人口や密度の数字は、そのまま街の雰囲気にも重なる。密度の高い中央区(天神・大名・薬院)は、店やスポットが密集し、歩くほどに発見がある。一方、早良区・西区(西新・百道浜・姪浜方面)は、海や公園といった自然と、点在するスポットを程よい距離感で楽しめる。Fukuoka Discovery で紹介しているエリアも、この濃淡のなかに広がっている。
出典・参考
本記事の人口・面積の数値は以下の公開データをもとに整理し、人口密度はそれらから試算した(最終確認:2026年7月)。
- 総務省統計局「統計でみる市区町村のすがた」(政府統計ポータル e-Stat) e-stat.go.jp
- 福岡市 推計人口(行政区別)オープンデータ(提供:福岡市/CC BY・令和7年6月1日現在ほか) data.bodik.jp
- 福岡市 推計・登録人口(最新)/市勢(面積) city.fukuoka.lg.jp
※ Fukuoka Discovery は、行政・公的機関の公開データをもとに編集しています。人口は基準日・集計方法により変わるため、正確な最新値は上記の一次資料でご確認ください。